第一回_MTGのオカルト噺
2019年11月15日 Magic: The Gatheringどうも。なおすけです。
まずは前回の日記を踏まえてのご挨拶。
前回の日記は、環境上位の厳しいマッチ+BGデプスに対する構築アプローチでした。
多少の反応いただきありがとうございます。
実際、神レガシーに前回のアプローチに則った構築で出場された方もいらっしゃるようですね。
トップ16の結果を見る限りRUGのPWに対して、一朝一夕では状況はひっくり返らないようです。
理由としては、
① そもそものマーベリックユーザの数が減っている
② マナクリ、サリア、装備品、聖遺の騎士などデッキのベースが死に札になりうる。
③ ②により、これまでの構築では構造上勝ちにくい
④ ②を踏まえベースに大きく手を加えると、バランスが崩れて今まで取れていたマッチを落としたり、動きが馴染まずプレイがおぼつかず負けたりする。
といった辺りが挙げられ、もはや構成変えなくても変えても負けるじゃん!という状況です。
ただ、勝機があるとすれば④でしょう。根気強くバランスを整え続け、プレイが馴染むまで回し続けた先に、屍の果てに、もしかしたら最適解があるかもしれません。
私は少なくともマーベリックに関しては、環境の最適解はあれど真の固定スロットは無いと考えています。コンボのように自分の動きを押し付けるデッキではなく相手の動きに対応するデッキだからです。環境が大きく変われば構築も大きく変わって然りだと考えます。どんなに歪んだ構築でも勝った構築こそが最適だと思いますし、どんなにセコイ動きでも勝てる動きこそが最適だと思います。
だから。
マーベリックを使おうという方。甘えるな。
これまでの構築に甘えるな。これまでの定石に甘えるな。
思いつく限り試せる限り、すべてを試すべし。
そしてひとつでも多くの屍の山を築くべし。
誰も足を踏み入れない道にこそ勝機があります。
屍の山の上にこそ勝機があります。
試せる限り、すべてを試してみてください。
少なくとも私はそれを決して笑いません。
前回の自分のアプローチが、そういった屍山の一盛りになるなら幸いです。
。。。
さあここまでも十分オカルトですが、本題のオカルト噺はここからだというんだから驚きです。
表題の通り今回は、真偽の定かでない、MTGにまつわるオカルト噺について触れていきたいと思います。テーマがテーマなだけに、話半分に飲み会の小ネタ程度に聞いていただきますようお願いします。ぜんっぜん真面目な話じゃないです!ふざけ話です!真面目な話が聞きたい人は廻れ右です!でも、オバケの噺をする訳じゃないです。あくまでゲームの噺。ではいざ。
MTGではしばしば相手との読み合いが発生します。
マーベリックは相手のデッキや動きを読んでサーチ先を変えることが多く、読み合いの精度が試合の結果にストレートに反映されやすいんですね。
だから、読み合いが強い人はマーベリックを強く使えるという大きなパラメータなんです。じゃあマーベリック4年使ってる人間がどんな読み合いがしてどんな風に判断してそれをどう試合に反映させるのっていうそんな噺です。
①身内顔メタ
分かりやすいオカルトの例ですね。おんなじショップにおんなじ人がいていつもおんなじデッキを回してる、と。そりゃあ今日もいつものデッキのいつもの動きでしょ、と。おや?いつもとデッキケースが違いませんか?スリーブが違いませんか?身内の人をイメージしてみてください。身近な人のイメージすら出来てなければあなたは根本的に注意力散漫の気配がありますので、まずは以下の読み合いをする前に周囲に意識を向けるようにしましょう。自分のデッキで練習を積みたいのであれば顔メタしないほうが練習になります。顔メタしやがって〜ってのは負けた人の捨て台詞なので気にしないでOKです。本当の強者は顔メタ上等、なんなら顔メタされることを逆読みしてくるくらいしたたかなものです。顔メタ卑怯だからしなかったんだけどぬるキープで負けたわー、顔メタしてたら勝ってたわー、みたいな言い訳も無様です。負けは負けです。顔メタせずに負けるなら、何も言わずにスッと潔く負けるべきです。
②初見顔メタ
むちゃくちゃ失礼な話なんですが、初対面の方と対戦するときも、顔や体型からなんとな〜くアーキタイプを絞り込みます。例えば、デルバー使いやチェイン系のコンボ使いは細っこい人が多いな、とか手数の少ないストンピィ使いや叩きつけ系のコンボ使いはがっしりした体型の人が多いな、とかです。人として注意してもらいたいのは、その見た目で〇〇使いかよ!みたいなことは絶対に言ってはいけません。
思っててもいいですが言ってはダメです。。。まぁせめてオフレコの飲み会で言うに留めてください。
③仕草メタ
カードの扱い方は思いのほか個性が出ます。ビデオカバレージに載った経験がある人なら自分がどんな手癖があるか心当たりあるはずです。それを元にした読み合いです。シャッフルがガッシャンガッシャンしてて雑だからフェッチランド使って無さそうだな、とか初手7枚取る仕草で3枚-4枚って取るとき手馴れてるからブレインストームやポンダーで扱い慣れてるのかな、とか、初手のマリガンチェックで異様に長考してるから慣れてないチェイン系コンボ使いなのかな、とかです。コントロール系ほどキープ基準はゆるいのでキープにせよマリガンにせよ判断が早くなりがちです。
試合途中でも、シャカパチが激しい人は心拍数とシャカパチは連動しがちなので、心を読みやすい傾向にあります。あと、手持ち無沙汰というか、何も手を打てない状況ではシャカパチ激しいですが、ドローでキーカード引いたときや手札に選択肢がある場合、ピタリと止むんですよね。やらない方が得かなと思います、シャカパチ。
あと、手癖で手札の中の土地を端にまとめて並べる人もいますが、手札の土地の数を読まれちゃうリスクもあるのでほどほどがいいかと思います。
④サプライメタ
トリプルスリーブでfoil使ってそうだからある程度こだわりを持った熟練者タイプなのかな、とかサイコロが赤青黒の3色だから浮きマナを数えやすくするANT使いなのかな、とかです。たまにスリーブやデッキケースの色をずらして読みを外そうとしてくる手合いもいて、ハズレの多い領域ですね。全てのサプライが共通の色ならばある程度信頼置けるけどそうでなければ読み合いにはあんまり使えない情報です。
対戦相手の前試合のメモをチラ見して、ライフ推移を読み合いに使う人もいるようですね。
⑤ふつうにメタ
プレイされたカードの種類から相手のデッキを読む方法です。
磨くためには自分のデッキタイプだけじゃなく、周りのリストにしっかりとアンテナを張っておくことです。
⑥MOのタイムラグ読み合い
MOならではなんですが、オンライン対戦のタイムラグを利用した読み合いです。
MOには、ターンの進行をスムーズにするために優先権を常にパスするボタンがあるんですね。このボタンがないと、ワンアクションごとにいちいちお互いの対応を待つ状態になり全然ゲームが進まないんですね。MOはリアルの試合と異なり自分の持ち時間が1試合25分あるんです。で、将棋みたいに自分が優先権持つと自分の持ち時間が減って、持ち時間がなくなるとタイムオーバー負けになっちゃう。なので、手札や盤面に相手の動きに対応するアクションがないときには自分の持ち時間を無駄にしないために、この優先権パスボタンを有効にして、お好きに動いてどうぞって感じにゲームを進めるんです。これが本来のこの機能の使い道なんですが、これを逆手に利用した読み合いがあるんですね。リアニメイトがよくやってくるんですけど。
リアニメイトがよくやってくるんですけど!!!2回目
まず、適当にフェッチランドを切ります。相手がパスを無効にしてる場合はフェッチはすぐ解決されず相手の対応待ちのタイムラグが発生します。逆にパスを有効にしてるとフェッチがタイムラグなく解決される。この違いにより、相手が外科的摘出などの対策を持ってそうか判別し、対策が無さそうならそのままリアニメイトのコンボさせる、と言ったものです。
これに対し、最近自分がよく行うタイムラグ読み合い対策はこんな感じです。
まず、フェッチ切らせるところまではパスを有効にしておき神経を研ぎ澄ませます、そして!次のアクションである暗黒の儀式や物あさりを唱えた瞬間にパスボタンガチャガチャ連打してパスを素早く無効に戻す!!!こうすることで、相手は墓地対策がないと誤った判断をしてノールックでコンボスタートし、こちらの墓地対策に引っ掛けてやることができます。ざまあ見晒せ!ばーか!ばーか!ってな感じです。画面越しにガッツポーズです。
どうですか?マジック・オンライン。スラム街でしょ。
あのewlandonもこの方法で引っかけました。ざまあ。
さて、私の興奮が冷めやらぬところですが、
今回のMTGオカルト噺は以上となります。
参考になりましたか?
参考にしちゃいましたか?
私に騙されていませんか?
これもまた、オカルトな読み合いなのでした。
ざまあーー!!!
まずは前回の日記を踏まえてのご挨拶。
前回の日記は、環境上位の厳しいマッチ+BGデプスに対する構築アプローチでした。
多少の反応いただきありがとうございます。
実際、神レガシーに前回のアプローチに則った構築で出場された方もいらっしゃるようですね。
トップ16の結果を見る限りRUGのPWに対して、一朝一夕では状況はひっくり返らないようです。
理由としては、
① そもそものマーベリックユーザの数が減っている
② マナクリ、サリア、装備品、聖遺の騎士などデッキのベースが死に札になりうる。
③ ②により、これまでの構築では構造上勝ちにくい
④ ②を踏まえベースに大きく手を加えると、バランスが崩れて今まで取れていたマッチを落としたり、動きが馴染まずプレイがおぼつかず負けたりする。
といった辺りが挙げられ、もはや構成変えなくても変えても負けるじゃん!という状況です。
ただ、勝機があるとすれば④でしょう。根気強くバランスを整え続け、プレイが馴染むまで回し続けた先に、屍の果てに、もしかしたら最適解があるかもしれません。
私は少なくともマーベリックに関しては、環境の最適解はあれど真の固定スロットは無いと考えています。コンボのように自分の動きを押し付けるデッキではなく相手の動きに対応するデッキだからです。環境が大きく変われば構築も大きく変わって然りだと考えます。どんなに歪んだ構築でも勝った構築こそが最適だと思いますし、どんなにセコイ動きでも勝てる動きこそが最適だと思います。
だから。
マーベリックを使おうという方。甘えるな。
これまでの構築に甘えるな。これまでの定石に甘えるな。
思いつく限り試せる限り、すべてを試すべし。
そしてひとつでも多くの屍の山を築くべし。
誰も足を踏み入れない道にこそ勝機があります。
屍の山の上にこそ勝機があります。
試せる限り、すべてを試してみてください。
少なくとも私はそれを決して笑いません。
前回の自分のアプローチが、そういった屍山の一盛りになるなら幸いです。
。。。
さあここまでも十分オカルトですが、本題のオカルト噺はここからだというんだから驚きです。
表題の通り今回は、真偽の定かでない、MTGにまつわるオカルト噺について触れていきたいと思います。テーマがテーマなだけに、話半分に飲み会の小ネタ程度に聞いていただきますようお願いします。ぜんっぜん真面目な話じゃないです!ふざけ話です!真面目な話が聞きたい人は廻れ右です!でも、オバケの噺をする訳じゃないです。あくまでゲームの噺。ではいざ。
MTGではしばしば相手との読み合いが発生します。
マーベリックは相手のデッキや動きを読んでサーチ先を変えることが多く、読み合いの精度が試合の結果にストレートに反映されやすいんですね。
だから、読み合いが強い人はマーベリックを強く使えるという大きなパラメータなんです。じゃあマーベリック4年使ってる人間がどんな読み合いがしてどんな風に判断してそれをどう試合に反映させるのっていうそんな噺です。
①身内顔メタ
分かりやすいオカルトの例ですね。おんなじショップにおんなじ人がいていつもおんなじデッキを回してる、と。そりゃあ今日もいつものデッキのいつもの動きでしょ、と。おや?いつもとデッキケースが違いませんか?スリーブが違いませんか?身内の人をイメージしてみてください。身近な人のイメージすら出来てなければあなたは根本的に注意力散漫の気配がありますので、まずは以下の読み合いをする前に周囲に意識を向けるようにしましょう。自分のデッキで練習を積みたいのであれば顔メタしないほうが練習になります。顔メタしやがって〜ってのは負けた人の捨て台詞なので気にしないでOKです。本当の強者は顔メタ上等、なんなら顔メタされることを逆読みしてくるくらいしたたかなものです。顔メタ卑怯だからしなかったんだけどぬるキープで負けたわー、顔メタしてたら勝ってたわー、みたいな言い訳も無様です。負けは負けです。顔メタせずに負けるなら、何も言わずにスッと潔く負けるべきです。
②初見顔メタ
むちゃくちゃ失礼な話なんですが、初対面の方と対戦するときも、顔や体型からなんとな〜くアーキタイプを絞り込みます。例えば、デルバー使いやチェイン系のコンボ使いは細っこい人が多いな、とか手数の少ないストンピィ使いや叩きつけ系のコンボ使いはがっしりした体型の人が多いな、とかです。人として注意してもらいたいのは、その見た目で〇〇使いかよ!みたいなことは絶対に言ってはいけません。
思っててもいいですが言ってはダメです。。。まぁせめてオフレコの飲み会で言うに留めてください。
③仕草メタ
カードの扱い方は思いのほか個性が出ます。ビデオカバレージに載った経験がある人なら自分がどんな手癖があるか心当たりあるはずです。それを元にした読み合いです。シャッフルがガッシャンガッシャンしてて雑だからフェッチランド使って無さそうだな、とか初手7枚取る仕草で3枚-4枚って取るとき手馴れてるからブレインストームやポンダーで扱い慣れてるのかな、とか、初手のマリガンチェックで異様に長考してるから慣れてないチェイン系コンボ使いなのかな、とかです。コントロール系ほどキープ基準はゆるいのでキープにせよマリガンにせよ判断が早くなりがちです。
試合途中でも、シャカパチが激しい人は心拍数とシャカパチは連動しがちなので、心を読みやすい傾向にあります。あと、手持ち無沙汰というか、何も手を打てない状況ではシャカパチ激しいですが、ドローでキーカード引いたときや手札に選択肢がある場合、ピタリと止むんですよね。やらない方が得かなと思います、シャカパチ。
あと、手癖で手札の中の土地を端にまとめて並べる人もいますが、手札の土地の数を読まれちゃうリスクもあるのでほどほどがいいかと思います。
④サプライメタ
トリプルスリーブでfoil使ってそうだからある程度こだわりを持った熟練者タイプなのかな、とかサイコロが赤青黒の3色だから浮きマナを数えやすくするANT使いなのかな、とかです。たまにスリーブやデッキケースの色をずらして読みを外そうとしてくる手合いもいて、ハズレの多い領域ですね。全てのサプライが共通の色ならばある程度信頼置けるけどそうでなければ読み合いにはあんまり使えない情報です。
対戦相手の前試合のメモをチラ見して、ライフ推移を読み合いに使う人もいるようですね。
⑤ふつうにメタ
プレイされたカードの種類から相手のデッキを読む方法です。
磨くためには自分のデッキタイプだけじゃなく、周りのリストにしっかりとアンテナを張っておくことです。
⑥MOのタイムラグ読み合い
MOならではなんですが、オンライン対戦のタイムラグを利用した読み合いです。
MOには、ターンの進行をスムーズにするために優先権を常にパスするボタンがあるんですね。このボタンがないと、ワンアクションごとにいちいちお互いの対応を待つ状態になり全然ゲームが進まないんですね。MOはリアルの試合と異なり自分の持ち時間が1試合25分あるんです。で、将棋みたいに自分が優先権持つと自分の持ち時間が減って、持ち時間がなくなるとタイムオーバー負けになっちゃう。なので、手札や盤面に相手の動きに対応するアクションがないときには自分の持ち時間を無駄にしないために、この優先権パスボタンを有効にして、お好きに動いてどうぞって感じにゲームを進めるんです。これが本来のこの機能の使い道なんですが、これを逆手に利用した読み合いがあるんですね。リアニメイトがよくやってくるんですけど。
リアニメイトがよくやってくるんですけど!!!2回目
まず、適当にフェッチランドを切ります。相手がパスを無効にしてる場合はフェッチはすぐ解決されず相手の対応待ちのタイムラグが発生します。逆にパスを有効にしてるとフェッチがタイムラグなく解決される。この違いにより、相手が外科的摘出などの対策を持ってそうか判別し、対策が無さそうならそのままリアニメイトのコンボさせる、と言ったものです。
これに対し、最近自分がよく行うタイムラグ読み合い対策はこんな感じです。
まず、フェッチ切らせるところまではパスを有効にしておき神経を研ぎ澄ませます、そして!次のアクションである暗黒の儀式や物あさりを唱えた瞬間にパスボタンガチャガチャ連打してパスを素早く無効に戻す!!!こうすることで、相手は墓地対策がないと誤った判断をしてノールックでコンボスタートし、こちらの墓地対策に引っ掛けてやることができます。ざまあ見晒せ!ばーか!ばーか!ってな感じです。画面越しにガッツポーズです。
どうですか?マジック・オンライン。スラム街でしょ。
あのewlandonもこの方法で引っかけました。ざまあ。
さて、私の興奮が冷めやらぬところですが、
今回のMTGオカルト噺は以上となります。
参考になりましたか?
参考にしちゃいましたか?
私に騙されていませんか?
これもまた、オカルトな読み合いなのでした。
ざまあーー!!!
コメント